オリジネーター・プロファイルとは？

ニュースやSNSで
「この情報、どこから来たの？」
「本当なの？デマなの？」
と感じたことはありませんか。

そんなときに役立つ考え方が
オリジネーター・プロファイル（Originator Profile） です。

かんたんに言うと

「その情報を最初に出した人は、どんな人なのか？」を調べること
これがオリジネーター・プロファイルです。

もう少し具体的に

情報には、必ず**出どころ（発信者）**があります。

• 誰が言ったのか
• どんな立場の人なのか
• これまでにどんな発言をしてきたのか

こうしたことを整理して見るのが
オリジネーター・プロファイルです。

たとえ話で考えてみよう

例①：学校の場合

• 理科の先生が言う「明日は理科のテスト」
• クラスのうわさ好きな友だちが言う「明日テストらしいよ」

どちらを信じますか？

→ 多くの人は 先生の話を信じますよね。
これは、「誰が言ったか」を見て判断しているからです。

例②：テレビの健康情報

• 医師が実名・顔出しで説明している健康情報
• 正体不明のSNSアカウントが言う「これを飲めば病気が治る」

どちらが信頼できますか？

→ 発信者の立場・実績・責任の重さで判断しますよね。

オリジネーター・プロファイルで見るポイント

難しく考える必要はありません。
次のような点を見るだけでOKです。

① 誰が最初に言い出したのか

• 本人？
• 公式機関？
• それとも「誰かが言ってた」という伝聞？

② その人は何者か

• 専門家？
• 一般の人？
• お金や宣伝が目的の人？

③ これまでの言動

• 過去にデマを流していないか
• いつも極端なことばかり言っていないか

なぜ今、この考え方が大事なの？

今は、

• SNS
• 動画サイト
• チャットアプリ

誰でも簡単に情報を広められる時代です。

その分、

• うそ
• 勘違い
• わざとだます情報

も、あっという間に広がります。

だからこそ
「内容」だけでなく「言った人」を見る」
この視点がとても重要になっています。

まとめ

• オリジネーター・プロファイルとは
  👉 情報を最初に出した人を調べる考え方
• 「何を言っているか」だけでなく
  👉 **「誰が言っているか」**を見る
• デマや誤情報にだまされにくくなる

最後に

情報に振り回されない一番のコツは、

いったん立ち止まって、
「これ、誰が言ってるんだろう？」と考えること

これだけで、見える景色は大きく変わります。